(公社)生体制御学会第260回定例講習会(愛知県鍼灸生涯研修会)に参加してきました。
2012-10-14 07:46
東洋医学研究所
記事に戻るコメント(0)を読む・書く




10:30〜12:00 痛みの基礎
「痛い?痛くない?糖尿病と合併症について」
(社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座 

栄かとうクリニック院長   
加藤泰久 先生

糖尿病の基礎のお話しと歴史についてお話があり、糖尿病の語源は、ギリシャ語で甘い尿だということ、人類最古の病気の一つであることや、平安時代の公卿・藤原道長が糖尿病であったことを教えていただきました。以下にその要旨を紹介します。
「糖尿病の原因について、体質、環境要因、その他様々な要因がからみあって起こるものであり、成人の3〜4人に1人は糖尿病の可能性があると言われています。
そして糖尿病の症状は食べてもすぐお腹が減る・のどが渇く・尿が多い・疲れやすい・体重が減るなどでありますが、大半が全く自覚症状がない、というのが現状であります。
診断の指標として血糖値やヘモグロビンA1cなどですが、日内変動があるために血糖値などの数字だけでは捉えられないので注意が必要です。
糖尿病は放っておくと様々な合併症を引き起し、古典的な三大合併症(網膜症、腎症、神経障害)、動脈硬化による三大合併症(壊疽、脳卒中、狭心症、急性心筋梗塞)などがあり、最近では認知症もこれに加わるなど、神経や血管を痛めることから抵抗力の低下や老化を早めることにもなります。
治療法については、食事療法や運動療法など日頃の生活習慣について真剣に見直す必要があります。
また、加藤先生が国立病院機構 名古屋医療センターに在職されていた折の、昨年の3月11日に発生した東北大震災での支援活動にあたられた際のビデオの映像とともにご紹介頂きました。

最後に、糖尿病を診ることはその人の人生を預かるようなものであり、深い思いを胸に診療される人間性が重要であるとのお話がありました。

2/4
先頭ページ |  前のページ
次のページ |  最終ページ
記事に戻るコメント(0)を読む・書く
検索
キーワード

カテゴリ
よくある質問 (10)
コラム (54)
患者さんの声 (47)
活動内容 (4)
研究業績 (10)
講演・メディア掲載実績 (18)
適応症の治療案内 (80)
月別アーカイブ
2017年8月 (3)
2012年10月 (3)
2012年9月 (86)
2012年8月 (74)
2012年7月 (15)
2012年5月 (1)
2012年4月 (1)
2012年3月 (1)
2012年2月 (1)
2012年1月 (1)
2011年9月 (1)
2011年6月 (1)
2011年4月 (1)
2011年2月 (2)
2011年1月 (1)
2010年12月 (1)
2010年11月 (1)
2010年10月 (1)
2010年9月 (1)
2010年8月 (1)
2010年7月 (1)
2010年6月 (1)
2010年5月 (1)
2010年4月 (1)
2010年3月 (1)
2010年2月 (1)
2010年1月 (2)
2009年12月 (1)
2009年11月 (1)
2009年9月 (1)
2009年8月 (1)
2009年7月 (1)
2009年5月 (1)
2009年4月 (2)
2009年3月 (1)
2009年2月 (1)
2009年1月 (1)
2008年10月 (1)
2008年9月 (1)
2008年5月 (1)
2007年6月 (1)
2007年3月 (1)
2006年11月 (1)
2006年6月 (1)
2005年11月 (1)
2005年9月 (1)
2005年8月 (1)
2005年6月 (2)
2005年5月 (1)

友人に教える
お問い合わせ

ホーム
上へ
東洋医学研究所

東洋医学研究所
このサイトは携帯電話向けサイトです。
携帯電話でご覧ください。