パーキンソン病とは?
中脳の黒質が変性し、
ドーパミンという物質が不足するために、
振戦(ふるえ)、
筋強剛(筋固縮)、
動作緩慢(無動)、
姿勢反射障害といった運動障害の現れる病気で、原因不明のものが
パーキンソン病です。
多くは、中年以後に発症し、厚生労働省の定める難病(特異疾患)に指定されています。
症状は?
振戦(ふるえ):はじめは、片方の手が細かくふるえて、はしなどが使いにくいといった症状が現れます。次第にもう片方の手、口、舌、くびなどにもふるえが現れてきます。動作をしていない時に強くふるえ、動作をするときには消失したり、軽くなったりするのが特徴です。手指に起こるふるえで典型的な症状は丸薬を指でまるめる仕草に似ています。
筋強剛(筋固縮):患者の前腕を、肘のところで曲げたり伸ばしたりした時に、正常とは異なる抵抗を感じます。筋強剛とは筋肉の緊張が高まっている状態のひとつで、パーキンソン病の筋強剛で典型的な場合は、ギコギコとちょうど歯車のように感じます(
歯車様強剛)。
動作緩慢(無動):表情も乏しくなり、まばたきが少なくなります(
仮面様顔貌)。声は小さく低く、単調になります。歩行を開始する時、足が前に出ないといった症状が現れます(
すくみ現象)。さらに速度が増して前傾姿勢になり、小刻みにもなります(
加速歩行)。
姿勢反射障害:体を前方や後方に押された際に姿勢を立て直すことができず、前方や後方に突進したり転倒したりします。
また、その他に便秘、排尿障害、立ちくらみ(起立性低血圧)などの自律神経系の症状、うつ症状などの神経症状が現れることがあります。
東洋医学研究所?では、このような
パーキンソン病に対して、専門医療機関との連携をとりながら、全身の調整と局所の症状改善を目的とした鍼治療をさせて頂いております。
是非、副作用のない
鍼治療を受けられることをお勧め致します。